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2007年9月28日 (金)

藤田幸希プロのスイングとチェックポイント

藤田幸希プロのスイングとチェックポイント

昨年のプロミスレディースで初優勝を飾った藤田幸希。

最終日最終組の初体験の中、残り2ホールで2ストロークの差を追いつきプレーオフに持ち込んだ。

ツアー通算3勝の古閑美保を相手に18番ホールを連続バーディーで優勝を勝ち取り、勝負強さを見せつけた。

宮里藍、横峯さくらと同い年で、前週のさくらの優勝に「次は私の番」と誓って、そのとおりの結果を出した。

「お父さんとお母さんの子供に生まれて幸せです」と涙の優勝インタビューには、小生も貰い泣きをしてしまった。

グリップを柔らかく握り、ゴルフクラブをムチのように使ったスイングが特徴。

バックスイングでは、クラブヘッドがインサイド(黄線)に入り、トップでターゲットラインをクロスする(赤線)。

いわゆる遠回りをするバックスイング軌道となっている。

一転して、ダウンスイングからグリップが体の近く(緑丸)を通り、スイングプレーンがスクエアな軌道に戻っている。

特にフォロースルーにかけてのクラブヘッドの返り方(青丸)は、手首の柔らかさから来るスナップの効いた素晴らしさがある。

藤田プロのアドバンテージである飛距離の源が見てとれる。

平成19928Ohigas928

2007年9月24日 (月)

細川和彦プロのスイングとチェックポイント

細川和彦プロのスイングとチェックポイント

20057月に、公式戦の日本ゴルフツアー選手権に4年ぶりに優勝した細川和彦プロ。

93年にプロ入りして、96年には賞金ランキング4位、99年には2位まで上り詰めた。

2000年には米ツアーを中心に転戦してケンパーオープンでは単独2位。

2001年までに7勝をあげて順風満帆であった。

しかし、原因不明の腹痛、下痢、発熱を伴う、病魔に襲われた。

国の難病指定の「潰瘍性大腸炎」であった

。体力も落ち、見る見るやせ細そり、気力もうせ、点滴だけの日々が続いた。

回りのサポートもあり、奥様の誕生日に復活の優勝を果たせたのも、偶然でない気がする。

「僕にとって、この優勝は単なる一勝ではないです。

貴重な、大切な、そして本当に起死回生の勝利なんです」と涙ながらのコメントに、目頭が熱くなった方も多かったのではないだろうか。

写真のように細川プロは、スケールの大きさが漂うダイナミックなゴルフスイング。

注意点は、インパクトで右腕が詰まった状態になっているところ。

そのためにクラブフェースがインパクト直前までオープンの状態で下りて来る。

そのままであれば、スライスになるために、インパクト直前に手首を大きく返すことを行なって帳尻を取っているのが見受けられる。

結果としてフォロースルーでのフェース面が下を向く、フェースローテーションが大きなスイングとなっている。

上半身の軸の回転をイメージしてみてはどうだろう。

平成19924

Ohigas924

2007年9月21日 (金)

表純子 プロのスイングとチェックポイント

表純子 プロのスイングとチェックポイント

2005年のスタンレーレディーストーナメントで初優勝を飾るまで、2位を十一回、重ねた。

「シルバーコレクターなんて言われて本当に苦しかった。

金と銀では全然違う」と優勝の喜びを表現している。

何回も優勝を逃してきた苦い経験を、指導を受けている岡本綾子プロから「あなたは一番いい経験をしている」と励まされた。

その言葉を胸に刻んでの勝利。この優勝で精神的なブレークスルーをもたらしたのか、次週のシャトレーゼクイーンズカップで2週連続優勝を果たした。

高校時代までバスケットボールでデイフェンスの要として、インターハイ、国体に出場している。

下半身が安定した素晴らしい動きは、今までのスポールで鍛えられたものであろう。

気になるのはフォロースルーでのクラブフェースの向き。

写真の丸円で見られるようにフォローでのフェースが真下を向いている。

これはインパクトでの懐の狭いところがら起因しているのであろう。

丸円の中に見られるように、右肘が右脇に付いた状態でインパクトしている。

肘の使い方が改善され、インパクトゾーンでのフェースローテーションが少なめになれば、ショットの安定感が高まり、更なるブレークスルーにつながるであろう。

平成19921Ohigas921

2007年9月20日 (木)

横峯さくら プロのスイングとチェックポイント

横峯さくら プロのスイングとチェックポイント

お父さんとの掛け合いが面白く、微笑ましい横峰さくらプロ。

2005年の第3戦でお父さんがキャディをつとめ見事優勝した。

宮里藍プロの出現で活況を呈している女子プロ会の2枚看板となっている。

優等生的な宮里プロに対して、横峯プロは、個性豊かなキャラクター。

まずはそのスイング。ジョン・デイリー顔負けのオーバースイングから繰り出されるドライバーショットは、豪快そのもの。男子トーナメントであるパールオープンに出場して、見事予選通過をしている。

3日目に一緒に回った高崎龍雄プロを度々オーバードライブしたという。高崎プロはドラゴン高崎のニックネームで、飛ばし屋でもある。「芯で捕らえたのに女の子にオーバードライブされてしまい、ゴルフを止めたくなっちゃった」とドラゴン高崎プロが話していた。

横峰プロのバックの中にはドライバーが2本入っている。ロングホールのセカンドショットで2オンを狙う為のフェアウエードライバーだそうだ。地面から直接打つので「ジカドラ」という。

スイング同様プレースタイルやキャラクターも個性的で魅力的なプロである。

平成19920Ohigas920

2007年9月19日 (水)

S.K.ホ プロのスイングとチェックポイント

Ohigas919_2 S.K.ホ プロのスイングとチェックポイント

2004年の日本プロとJGT選手権に優勝して、公式戦男と表された。

賞金ランキングも4位とブレイク。

2005年も既に日本プロの二連覇とJCBクラッシク仙台に優勝し、獲得賞金額で4位になった。

2006年も1勝をあげ、7位となった。

小生2年前にゴルフ雑誌の特集でインタビューをした時、真面目で真摯な物腰が印象的であった。

日本語も流暢で日本文化に溶け込む努力をしている。

ゴルフスイングも基本に忠実で、ステディーなゴルフスタイルが見て取れる。

特にアドレスとインパクトの形が素晴らしい。

アドレスでの身体を線で囲んだものを、インパクトの時の写真に当てはめたてみると、特徴が鮮明に見て取れる。

まず上半身の前傾姿勢の角度が、アドレスのままの状態でインパクトを迎えている。

その結果、シャフトの面がアドレスとインパクトでほとんど同じ角度にある(シャフトの線)

普通、インパクトでは遠心力により、ハンドアップする傾向にあるのだが、ホプロの場合は、インパクトでも右ひじの余裕があり、アドレス同様のシャフトプレーンを保っている。

この余裕のあるインパクトの形であればこそ、安定したショットが生まれているのであろう。

今後の益々の活躍が期待される。

平成19919Ohigas919

2007年9月17日 (月)

グレース 朴プロのスイングとチェックポイント

Ohigas917 グレース 朴プロのスイングとチェックポイント

小学校卒業後、単身アメリカに渡ったグレース・朴。

ジュニアゴルフで活躍して、史上初のアマチュアグランドスラムを達成した。

2004年は、メジャーのクラフトナビスコ優勝を含む2勝を上げて、獲得賞金額は、アニカ・ソレンスタムに継ぐ2位の152万ドル(約1億6千万円)

Vare Trophy(シーズンを通じての最小スコア-に表彰される)を獲得した(69.99)

彼女のティーチングプロはリン・マリオット。

アニカ・ソレンスタムを教えたピア・ニールソンと伴にゴルフ54ビジョンのレッスン活動を行っている。

小生と同い年の彼女たちが、同じ理論体系を教えて来て、LPGAのナンバーワンとナンバー2を育てたのだ。

昨年来、村田理恵プロも幾度となく渡米して彼女たちにお世話になっている。

特徴的なのは、フォロースルーでの手首の使い方。

ビジェイ・シンのように右手のスナップを利かせた形になっている。

グリッププレーシャーが柔らかく、効果的な力の伝達をクラブヘッドにしている証拠である。

従ってダウンスイングとフォロースルーでのシャフトの面が安定したスイングプレーンを描いている。

韓国女子プロが活躍しているLPGAの先頭を走っているプロである。

平成19917

2007年9月15日 (土)

カリー・ウェブプロのゴルフスイング

カリー・ウェブプロのゴルフスイング

96・99・00年とLPGAの賞金女王を3回獲得し、アニカ・ソレンスタムとの2強時代を築いたカリー・ウェブ。

01年にはLPGAチャンピオンシップに勝利して、史上最年少でグランドスラムを達成した。

02年には、全英女子オープンで優勝して史上初のスーパー・キャリアグランドスラムも達成。

メジャー6勝を含む世界ツアーで34勝をあげ、グレッグ・ノーマンプロと共にオーストラリアの国民的ヒーローだ。

2005年、オーストラリアにて開催されたANZマスターズでは、宮里藍プロを最終日に逆転し優勝した。

彼女のゴルフスイングから学ぶべきポイントは、アドレス、トップオブスイング、フォロースルー、フィニッシュのそれぞれの姿勢。

アドレスでは、少しクローズにスタンスの向きを取り、どっしりとした下半身。上半身は背筋を伸ばし一本の軸がシッカリと出来ている。

トップオブスイングでは、クラブシャフトがオンプレーンの状態で、左肩があごの下に入っている。

フォロースルーでは、両腕が体の前にあり、正対している。

フィニッシュは、シャフト面がアンレーンの状態を保ったままでバランスよくおさまっている。

平成19915Ohigas945

2007年9月13日 (木)

古閑美保プロ のゴルフスイングとチェックポイント

古閑美保プロ のゴルフスイングとチェックポイント

小学生の時は「野球少女」で甲子園を目指していたという古閑美保プロ。

10歳の時に坂田塾の一期生となりゴルフを始める。

高校3年生から清元登子プロの門下生となり不動裕理プロとは兄弟弟子。

2003年度に2勝して賞金ラインキング3位と一気にブレイクした。

2004年も1勝をあげ、獲得賞金額9位。

2005年は0勝で15位になったが、2006年は2勝して6位にランクアップした。

古閑プロのゴルフスイングの特徴は滑らかなスイングテンポであろう。

不動裕理プロ同様オーバースイングであるが、力みが無くスムーズにクラブをスイングしている。

ゆったりとしたリズムは、お互いが持っている長所。それでいて飛距離も良く出る。身体能力が高いことが見て取れる。

2つ目の特徴は、シャフトプレーンの軌道とクラブフェースのコントロールが抜群に良い点。

ダウンスイングのシャフトの角度とフェースの向きを見てもらいたい。

理想的なポジションである。

クラブシャフトの延長線上にボールがあり、そのまま最短距離でボールをヒットできる。

またフェース面もスイングプレーンに対してスクエアな状態である。

したがってフォロースルーの写真(最後から2枚目)においても、シャフトの角度とフェース面が理想的な状態をキープしている。

すなわちシャフトの延長線上がボールポジションでありフェースの向きも完璧な状態である。このスイングであれば、インパクトゾーンでのフェースローテーションの少なく、安定してボールコントロールが可能となる。

平成19913Ohigas913

2007年9月12日 (水)

タイガー・ウッズのスイングとチェックポイント

タイガー・ウッズのスイングとチェックポイント

2004年のUSツアーが1勝に終わり、長年維持してきた世界ランク1位の座もビジェイ・シンに明渡したタイガー・ウッズ。

以前の強さが影を潜めていたのだが、新しいティーチングプロのハンク・ヘーニーと取り組んできたスイング改造が実を結んで、ダンロプフェニックストーナメントで日本での初優勝を飾った。

 宮崎では460CCのデカヘッドのドライバーを使って、キャリーの稼げる高い弾道のボールを打っていた。

トップオブスイングをコンパクトにしてフェースローテーションの少ないスイングを心掛けていた感じがする。

これは完成モーメントが大きなデカヘッド用に適したもの。練習場でも、しきりにフォローの形をチェックしながら素振りの練習をしていた。

 フォロースルーでのクラブシャフトを見ても明らかなように、非常に高い角度で振りぬいているのが分かる。

「努力」して左肘をぬき気味にしてスイングを作っているように見られた。タイガーほどのヘッドスピードだとフォロースルーにおいてクラブヘッドがターンしやすく、結果としてドロー気味のボールになる。

今回はフェニックス用にフェードボールを多用していたのが特徴的であった。

 タイガーの素晴らしいのは、歩き方。優雅にそしてゆったりとフェアウエーを闊歩する。腰骨を前に出す事により、頭の位置が前に出ず、自然と胸がはれる姿勢となる。

歩き方が良いと不思議とゴルフにも良い影響がうまれる。ゴルフスイングは別として歩き型ぐらいは真似をしてみてはどうでしょう。

平成19812Ohigas912

2007年9月11日 (火)

谷口徹プロのスイングとチェックポイント

谷口徹プロのスイングとチェックポイント

2004年の日本オープンに優勝した谷口徹プロ。

2002年の東海クラッシク以来734日ぶりの復活となった。

更には次週も勝ち2週連続優勝を飾った。

2002年に賞金王となったが、原因不明の病魔に教われ昨年は運動すら出来ずに自宅に閉じこもっている時期もあった。

左頭部の「血管腫」と診断され今でも薬を飲んでいる。

和製タイガー・ウッズと言われるほど、プレー中のガッツポーズが激しいだけではなく、コース外の言動も度々物議をかもしている。

2003年の日本オープンでピンシートの誤記に対して「これがナショナルオープンか!?

ローカルオープンのようなもの」と声を荒げた。

その他日本プロゴルフ協会の脱退宣言等、話題に事欠かない。

ある意味、それほど純粋なところがあるのだろう。

同じ同志社大学出身の小生に、「何とか教育しろ」と言われる方も要るが、強烈なキャラクターとしてプロゴルフ界に無くてはならない存在となっている。

谷口プロのゴルフスイングの特徴はシャフトプレーン(シャフトが描く軌道面)が素晴らしく一定の面を描いているところ。

実にクラブヘッドが無駄ななく動きが無く、効率的な直線の動きをしている。

すなわちアドレス時のシャフト面とインパクト時のシャフトの間に、スイング中シャフトが納まるのがスイングプレーンの基本となる(写真上の2本の線)

バックスイングとトップでのクラブヘッドの位置もスクエア-の状態で理想的である。

独特なスイングに見えるが、基本に忠実なクラブヘッド軌道となっている。

平成19911Ohigas911

2007年9月10日 (月)

李知姫プロのスイングとチェックポイント

李知姫プロのスイングとチェックポイント

20069戦目のヴァーナルレディースで優勝を飾った李知姫プロ。

16番ホールから3連続ボーディーで締めくくり、2位に6打差の初日からの完全優勝で強さを見せつけた。

今期既に2勝をあげ、通算8勝。

春先から快調なゴルフで「日本の賞金女王を目指す」と宣言した。

6年間賞金女王を続けている不動裕理を阻む、最右翼である。

スイングの特徴は、オンプレーンのスイング軌道。

アドレスとインパクトでのシャフトの角度が全く同じ位置には驚かされる(緑色の斜線)

殆んどのプレーヤーがハンドアップしてインパクトを向かえるのだが、李知姫プロのグリップの位置はアドレスとインパクトで、同じ高さをキープしている。

ニック・プライスをはじめ、ショットメーカーのプロが、このようにシャフトプレーンが一致している。

すなわちインパクト周辺でグリップが体から近い位置を通っているからこそ可能となる。

これはダウンスイングだけではなく、両腕が体と一体となってバックスイングしていることから始まっている動きに関係している(青丸)

パーオン率2(2006)は、オンプレーンのスイングから安定したショットが生まれている証拠である。

平成19910Ohigas910

2007年9月 4日 (火)

高橋勝成のゴルフスイングとチェックポイント

高橋勝成のゴルフスイングとチェックポイント

シニアツアーでは、“ルーキーイヤー”の2000年から2004年まで、4年連続の賞金王に輝いている高橋勝成プロ。

高橋プロのスイングの特徴は、シャフトが描くスイングプレーンが一定している点だ。

ダウンスイング時のグリップエンドがボールを指し、フォローする―でもグリップエンドが同じ点を指していることから、そのことが解る(矢印がボールを指している)。

すなわち、シャフトが一定の面の上をスウィングしている結果だ。

これは、前傾姿勢を保った状態の上半身を軸として腕と手を回転しているから可能となるのだ。

これが出来れば、クラブヘッド軌道の安定だけではなく、クラブフェースの向きも一定でインパクトを向かえボールをヒットすることが出来る。

高橋プロのショットの正確性は、このスウィングプレーンの安定から生まれる。

この体の動きを習得するうえで効果的なのが「背中で合掌ドリル」である。

ゴルフスウィングから手と腕の動きを分離して、体の根幹の動きを習得することにより、理想的なスウィング形成の早道となる。

同様に何時でもクラブを握り慣れる練習も重要となる。何時でもクラブを握ることで、自分に合った「しっくり」としたグリップが可能となり、滑らかなスウィングプレーン形成に役立つ。

平成1994Ohigas904

2007年9月 3日 (月)

不動裕理プロのゴルフスイングとチェックポイント

不動裕理プロのゴルフスイングとチェックポイント

2003年の女子プロゴルフ界であらゆる記録を樹立した不動裕理。年間十勝し獲得賞金額約一億五千万円は、男子の賞金王である伊沢利光プロのそれを上回った。平均ストロークやパット数をはじめあらゆる部門別のランキングでもナンバーワンであった。国内女子では、文字通り敵無し状態。彼女のゴルフスウィングは、前回紹介した世界最強の女子プロゴルファーであるアニカ・ソレンスタムのそれとは見た目の上で違う。特徴はトップオブスイング(上段の丸)とフィニッシュ(下段の丸)。ジョン・デーリーのようなオーバースイングからフィニッシュまで一気に振り抜く。特に最後までよどみなく振り抜かれるフィニッシュが不動プロの強みとなっている。このフィニッシュを可能としているのが、「鮮明な目標意識」である。不動プロの場合、ターゲット以外の物を白く塗りつぶす作業をしていると言う。すなわち頭の中の真っ白なキャンバスの中にターゲットを持つ事により、それだけ目標意識が高まるわけだ。だからこそ、大きなフォローのフィニッシュが可能となる。外見上ソレンスタムと違っていても、「鮮明な目標意識」持つことは日米の女子賞金王が同様に行っているところである。

平成1993

Ohigas903

2007年9月 2日 (日)

アニカ・ソレンスタムのスイングとチェックポイント

アニカ・ソレンスタムのスイングとチェックポイント

世界最強の女子プロゴルファーであるアニカ・ソレンスタムのゴルフスイングを分解写真で見て驚かれる方も多いのではないか。彼女はルックアップ打法と言われているように、インパクトでボールを見ていないのである(下段左から二番目の写真)。ゴルファーの多くは「地面のボールを確り見て、ヘッドアップをしないように!」と教えられたのではないだろうか。 

彼女のティーチングプロのピア・ニールソンがアプローチの距離感が合わないアニカ・ソレンスタムに「目標意識を高めるために、ダウンスイングからターゲットを見る練習をしよう。」とアドバイスした。「地面のボールを見るよりも、目標のイメージを鮮明に持つことの方が大切だから」との弁。人間は、視覚の行く所に意識が集中する傾向がある。地面のボールを確りと見ようとすればするほど、目標の意識が薄れるのだ。キャッチボールをする時の目線は相手のグローブであり、そこに意識を集中することにより腕の振りかぶる動作が自動的に行われる。ゴルフの場合も地面のボールを「漠然」と見て、目標のイメージを鮮明に持つことにより距離感が合ってくるはずだ。

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